森友学園に関する決裁文書改ざん問題をめぐり、財務省はきょう、関連文書の一部を国会に開示しました。
財務省が開示した文書は、森友学園との土地取引をめぐって、決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんが開示を求めていたものです。
きょう開示されたのは、2013年から2016年にかけての森友学園との土地取引に関する経緯の文書で、財務省に保管されていたおよそ17万ページのうち2255ページです。
この中には、財務省本省が土地取引を担当する近畿財務局に学園側が提出した要望書について、不適格としないよう求めている様子などが記述されています。
また、別のやりとりのなかでは、財務省本省が土地取引について、「売買契約締結ですべて完結というシナリオが理想であることは言うまでもない」としたうえで、学園側と価格が折り合わなかった場合については「泥沼の法廷闘争になると思われる」と危機感を募らせる場面もあります。
一方、学園の理事長が安倍元総理の妻・昭恵さんと撮影した写真を財務省側に示したやりとりの文書は今回開示されませんでした。
きょう、妻の雅子さんは…
赤木雅子さん
「夫に本当にほめてもらえるなと思います。やっていて良かったなと思います」
俊夫さんが改ざんの経緯などをまとめた資料については、6月上旬をめどに開示される予定です。

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