衆議院の内閣委員会では、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けた関連法案が与野党の賛成多数で可決しました。

共産党 塩川鉄也 衆院議員
「この法案では通信の秘密とプライバシー権が侵害されるのではないかという、国民の不安は解消されないのではありませんか」

石破総理
「私どもとして憲法21条(通信の秘密)の規定というものは、政府として厳格に遵守していかねばならないと考えておるところでございます」

この法案はサイバー攻撃を受ける前に攻撃の発信元の無害化を可能にするためのもので、きょう行われた衆議院の内閣委員会で、自民党や立憲民主党など与野党の賛成多数で可決しました。

一方、法案は▼憲法が保障する「通信の秘密」を不当に制限しないと明記するなど、野党側の主張を取り入れて、修正されることになりました。

法案は来週にも本会議で賛成多数で可決し、参議院に送られる見通しです。