自民・立憲民主両党の参議院の幹部が会談し、派閥の裏金事件をめぐり、与野党が参考人招致することを決めた世耕前参院幹事長について、今月中に招致を実現できるよう調整する方針で一致しました。

自民・立憲民主両党の参議院国対委員長はきょう午前、国会内で会談し、予算委員会で議決した自民党の前参院幹事長の世耕衆議院議員の参考人招致などをめぐり、意見を交わしました。

会談で、両氏は世耕氏の意向を確認したうえで、今月中の招致に向けて調整を進めていく方針で一致しました。

自民党 石井参院国対委員長
「今月中に実現をするように現場、事務方とも協議を行っていく必要があるということで合意をいたしました。本人の出欠を確認したうえで、日程感の手続きをしていくということは、これは必要になってくる」

立憲民主党 斎藤嘉隆 参院国対委員長
「全会一致というのは重いので、出席をしていただいて、つまびらかにご説明をいただくと。それがやっぱり、院としての私どもの意思ですから」

一方、世耕氏の参考人招致について、自民党の森山幹事長はきょう、「どうするかは本人の判断だろうと思う」と述べるにとどめました。