トランプ米大統領は3月31日、営利目的のチケット一括購入・転売行為を取り締まる大統領令に署名した。消費者のライブイベント参加費用を押し上げる手数料の抑制も目指す。

ホワイトハウスのファクトシートによると、大統領令はコンサートやエンターテインメント業界内で複数の競争法を確実に実施するよう連邦取引委員会(FTC)に司法省と協力するよう指示。州の消費者保護当局に対しても着実な執行を求めた。

こうした競争法には、チケットの大量購入・転売を禁じたいわゆる「BOTS法」も含まれる。

トランプ米大統領は営利目的のチケット一括購入・転売行為を取り締まる大統領令に署名した

大統領令は「流通市場を含めチケット購入の全段階で価格透明性を確保する」狙いもある。ボンディ司法長官とベッセント財務長官には、チケット転売業者に対し税法などの法律を確実に順守させることが求められる。

トランプ氏は今回の措置について、「一般市民ら多くの人」に有益で、「チケット販売・高値転売行為のほか、悪化が指摘される全ての暴利行為に関係する」と述べた。

大統領執務室でトランプ氏に同席したロックミュージシャンのキッド・ロックさんによれば、コンピューターの不正プログラムによるチケット購入がアーティストやそのファンを傷つけているという。

バイデン前大統領も同じような対策を講じていた。バイデン氏はコンサートチケットやホテル宿泊費などサービス・商品の価格を押し上げる隠れた料金を「ジャンク料金」と名付け、取り締まりを進めた。

原題:Ticket Scalping, Fees Targeted in New Trump Executive Order (1)(抜粋)

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