(ブルームバーグ):米スポーツ誌のスポーツ・イラストレーテッド(SI)は英メディア企業ギャラクティックと提携し、予測市場を開設する。試合結果を除き競技イベントのあらゆる出来事が賭けの対象となる。
プラットフォームの名称は「SIプレディクト」。デリバティブ(金融派生商品)契約に基づく商品を提供するポリマーケットやカルシなど、疑似ベッティング・エクスチェンジの市場は拡大傾向にあり、SIプレディクトもこれに加わる。

SIプレディクトは全世界で利用でき、サッカー試合の観客数やハーフタイムに演奏される曲などについて賭けを提供する。ただ個別試合で勝者を予想する賭けは対象外になる。
両社は26日の発表資料で、SIプレディクトの目的は「対話や議論、関与を促すことにあり、ユーザーはギャンブルの複雑性なしで自分たちの豊富な知識や高い技能を示すことができる」と説明した。4-6月(第2四半期)に開始する予定だ。
米連邦最高裁が2018年にスポーツ賭博の解禁を認める判断を下して以来、市場は急速に拡大。最近では全国的な取引所や取引プラットフォーム運営業者も参入している。
ギャラクティックのスチュワート・ストット最高経営責任者(CEO)によると、SIプレディクトは、英金融行動監視機構(FCA)と米商品先物取引委員会(CFTC)の規則に沿って運営される。
原題:Sports Illustrated to Roll Out Athletics-Linked Wagers Market(抜粋)
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