ヘッジファンド会社バリアズニー・アセット・マネジメントは、ヘルスケアを専門とする株式トレーダーのデービッド・ブロツキー氏を同業のシタデルから獲得した。

事情に詳しい関係者によると、バリアズニーは最高5000万ドル(約75億1000万円)の報酬を提示して同氏を引き抜いた。ブロツキー氏は1年9カ月の移籍待機期間終了後にバリアズニーに入社するという。非公開情報だとして関係者は匿名を条件に語った。

シタデルはブロツキー氏を引き留めようとしたが、パートナーシップへの道を含むバリアズニーのオファーが決め手となった。関係者によると、ドミトリー・バリアズニー氏自身も勧誘に関わったという。

バリアズニーの広報担当者は発表文で「ブロツキー氏は長年にわたりトップクラスの実績を残してきた。同氏が当社への参加を決断したことは非常に喜ばしい」とコメントした。

シタデルの広報担当者の電子メールによると、ブロツキー氏は「退社時点で6000万ドル超の損失」を出していた。「シタデルのサポートを受けながら損失を回復するよう提案したが同氏はそれを断った」という。

ブロツキー氏はコメントを避けた。

バリアズニーはジュニアトレーダーの採用から、経験豊富なシニア運用者の採用に軸足を移している。

これまでで最も高報酬を約束して採用したのは元ポイント72アセット・マネジメントのピーター・グッドウィン氏と元シタデルのアルベルト・マン氏で、 いずれも5000万ドル以上の報酬を約束されていたとブルームバーグが以前に報じた。

原題:Balyasny’s $50 Million Pay Deal Lures Citadel Trader Brodsky(抜粋)

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