インド最大の証券取引所を運営する会社の未公開株が従来よりも容易に取引できることになりそうだ。

未公開企業であるナショナル証券取引所(NSE)は、自社の株式について、指定の預託機構を通じた決済を始める。これまで数カ月要していた売買プロセスの短縮化を図る。

21日にウェブサイトに掲載された資料によると、その目的で中央証券預託機構の一つである「セントラル・ディポジトリー・サービシズ・インディア」(CDSL)を採用する。

これによりNSE株の購入に当たり同取引所や規制当局の承認を得る必要はなくなる。取引に数カ月を要することもなくなり、数日で決済されるようになる。

NSE株は現在、ほとんど規制されていないグレーマーケット(発行前取引)で売買されている。今回の措置で、計画されている新規株式公開(IPO)に先立ち、NSE株の取引が活発化する可能性もある。

DRチョクシー・フィンサーブのマネジングディレクター、デベン・チョクシー氏は「NSE株への需要は高いものの、取引完了まで4ー5カ月を要していた」と指摘。「この異常な状態が解消されるだろう」と説明した。

競合するムンバイ証券取引所を運営するBSEの株価が上昇する中、NSE未公開株への需要も高まっている。BSE株は過去5年で約5000%上げている。

インドの規制当局が昨年、NSEに変更を指示していた。

NSEは2016年にIPOを最初に申請したが、計画が大幅に遅れている。

原題:India’s Top Exchange Makes It Easier to Trade Its Unlisted Stock(抜粋)

--取材協力:Advait Palepu.

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