ラピダスは25日、開発中の最先端2ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体の設計や生産における協業の覚書を、半導体分野の人材派遣を手掛けるシンガポールのクエスト・グローバルと結んだと発表した。

小池淳義社長は会見で、クエストとの協業によって、最適設計まで1年くらいかかっていたのが3分の1や半分以下になると期待され、「設計の部分も圧倒的に時間を短縮できることが一番重要なポイント」だと述べた。

北海道千歳市で準備が進むラピダス工場の看板

ラピダスは2027年に2ナノ半導体の量産を目指し、急ピッチで千歳工場(北海道千歳市)を整備している。試作ラインを4月に稼働させる計画については、「遅れなく順調に進んでいる」とした。半導体関連人材の獲得競争が激化する中、クエストとの協業で人材を確実に確保する狙いもありそうだ。

一緒に会見したクエストのアジット・プラブ最高経営責任者は、ラピダスへのエンジニア派遣について、「恐らく500人以上の人材を運用していくことになる」と述べた。半導体の設計支援のほか、ラピダスの千歳工場への派遣も想定する。

政府は経済安全保障の観点から国内での半導体生産体制の強化を支援しており、ラピダスに対しこれまで累計9200億円の支援を決めているほか、25年度には1000億円の出資も行う見通しだ。

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