EU=ヨーロッパ連合の首脳会議が20日開かれ、ウクライナへの軍事支援の強化を求める文書はハンガリーの反対で合意できず、ハンガリー抜きでの採択になりました。

EU首脳会議が20日、ベルギーのブリュッセルで開かれ、オンラインで参加したウクライナのゼレンスキー大統領は、砲弾の購入資金として少なくとも50億ユーロの支援を求め、ロシアへの継続的な圧力を求めました。

首脳会議では、ウクライナへの軍事支援の強化を求める文書への合意を図りましたが、ロシア寄りとされるハンガリーが反対し、ハンガリー抜きでの採択となりました。

また、対ロシアを念頭に、ヨーロッパ独自の防衛力を強化する「再軍備計画」についても議論され、防衛産業への投資を増やしていくことを確認したということです。