欧州連合(EU)の外交トップを務めるカヤ・カラス氏は13日、中国は米国とその同盟国の間で行われている貿易戦争から利益を得る立場にあると述べた。

カナダで開催されている主要7カ国(G7)外相会合の合間に行われたブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「傍らで笑い、そばで眺めているのは中国だ」とし、「米国が欧州と貿易戦争を繰り広げることで中国は本当に恩恵を受けている」と述べた。

インタビューの数時間前にはトランプ米大統領が欧州産のワイン、シャンパン、その他のアルコール飲料に200%の関税を課す方針を明らかにした。

カヤ・カラス氏

EUの外交安全保障上級代表であるカラス氏は、EUには報復の用意があると改めて表明しながらも、貿易戦争は通常、インフレ上昇を招き消費者に打撃を与えるとして自制を要請。

「われわれは冷静さを保ち、もちろん必要なときには行動して、われわれの利益を守る用意がある」と語った。

また、ウクライナでの停戦案についてトランプ氏との話し合いを望む一方、停戦するのであれば戦争の長期解決につながる必要があると主張したロシアのプーチン大統領について、これまでに「ロシアが停戦合意を守ったことは一度もない」と批判。善意を示すのはロシア側だと強調した。

エストニア前首相のカラス氏は対ロシア強硬派として知られる。

原題:China is ‘Laughing’ at US Trade Wars, EU Top Diplomat Says(抜粋)

--取材協力:Laura Dhillon Kane.

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