業務ソフト大手の米サービスナウが人工知能(AI)企業のムーブワークスを買収する方向で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

部外秘情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、サービスナウはムーブワークス買収に向けて最終調整に入っており、数日内にも発表される可能性がある。ムーブワークスを30億ドル(約4420億円)近くと評価することになりそうだという。

関係者によれば、交渉は進んでいるものの、延期されたり、物別れに終わったりする可能性も残っている。サービスナウの担当者はコメントを控え、ムーブワークスの広報担当者からは現時点でコメントが得られなかった。

2016年創業のムーブワークスは、従業員の要望に対応するAIアシスタントを企業に提供。同社ウェブサイトによると、こうした技術はユニリーバやギットハブ、ブロードコムなどの企業で利用されている。

ムーブワークスはクライナー・パーキンスやライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、ベインキャピタル・ベンチャーズなど投資家から支援を受けている。21年の資金調達ラウンドでは21億ドルと評価されていた。

原題:ServiceNow Is Said to Near Deal for AI Assistant Maker Moveworks(抜粋)

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