国連本部で開かれていた核兵器禁止条約の第3回締約国会議は「核兵器廃絶は願望ではなく不可欠なものだ」などとする宣言を採択し、閉幕しました。

今月3日から開かれていた核兵器禁止条約の3回目の締約国会議は、「核兵器廃絶は願望ではなく世界の安全と人類の生存にとって不可欠なものだ」などとする宣言を採択し、閉幕しました。

ロシアによるウクライナ侵攻で核のリスクが高まっていると指摘される中、会議には、去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の被爆者らも参加し、「被爆による悲劇を繰り返してはならない」などと訴えました。

ただ、アメリカやロシアなどの核保有国は核兵器禁止条約に署名しておらず、アメリカの「核抑止力」に依存する日本も3年連続で、この会議への参加を見送っています。