イーロン・マスク氏が創業したアメリカの宇宙開発企業「スペースX」が、8回目となる宇宙船「スターシップ」の無人飛行試験を行いましたが、打ち上げ後に通信が途絶えました。

解説者
「いくつかのエンジンが停止したのが確認できます。宇宙船の姿勢が制御できなくなったようです」

イーロン・マスク氏が創業した「スペースX」は6日、テキサス州で宇宙船「スターシップ」の8回目の無人飛行試験を行いました。

「スペースX」によりますと、発射後、宇宙船から分離した大型ロケットは無事に地上の発射場に戻り、発射台にとりつけられた“箸”と呼ばれる2本のアームでのキャッチに再び成功。

しかし、切り離された宇宙船は、その後姿勢を制御できなくなり、打ち上げからおよそ10分後に通信が途絶えました。宇宙船は上空でばらばらになったということです。

FAA=アメリカ連邦航空局などによりますと、今回の打ち上げによる宇宙船の残骸の影響で、フロリダ州の4つの空港が一時、飛行機の発着を停止したということです。