アフガニスタンで実権を握るタリバン暫定政権と、隣国パキスタンの軍事衝突が激しさを増しています。タリバン側は2日、パキスタンの複数の軍事施設を無人機で攻撃したと発表しました。

両国の軍事衝突をめぐっては、パキスタンが国内で相次ぐテロに関与した武装勢力をタリバンが保護していると批判。パキスタン軍が先月21日にアフガニスタン領内を空爆して以降、攻撃の応酬が激化しています。

タリバン暫定政権の国防省は2日、パキスタンの首都イスラマバード近郊などにある複数の軍事施設を無人機で攻撃し、「標的に大きな損害を加えた」と発表しました。

アフガニスタンの首都カブールなどがパキスタンに空爆されたことへの報復だとしていて、「戦争状態」を宣言しているパキスタンがさらなる反撃に出るおそれもあります。

一連の軍事衝突により、パキスタン政府はこれまでにタリバンの戦闘員ら415人を殺害したと発表しました。

一方、ロイター通信によりますと、タリバン側は「パキスタン兵らおよそ120人が死亡した」としたうえで、アフガニスタンで「民間人52人が犠牲になった」と非難しています。