米アパレルチェーン、ギャップの株価が6日の時間外取引で急伸した。2024年11月-25年1月(第4四半期)の売り上げが堅調な数字となり、リチャード・ディクソン最高経営責任者(CEO)の経営立て直し策が奏功している。

11-1月期の同社全体の既存店売上高はアナリスト予想を上回った。「ギャップ」「オールドネイビー」「バナナ・リパブリック」で市場予想を超えた。一方、スポーツウエアとファッションを兼ね備えたアスレジャーブランドの「アスレタ」は、予想に反して減少した。

ギャップの株価は引け後の時間外取引で一時20%上昇。今年は同日終値までの時点で18%下落していた。

ディクソン氏の下でギャップは著名人との提携に力を入れ、ファッションデザイナーのザック・ポーゼン氏をクリエーティブディレクターに起用するなど経営陣刷新を進めている。

同社は2-4月(第1四半期)売上高について、横ばいまたは小幅増を見込む。ブルームバーグ調査のアナリスト予想平均は1%増。同社は通期に関し最大2%の増収を想定している。

同社の業績見通しでは、中国とカナダ、メキシコからの輸入に対する新たな関税を考慮に入れている。ディクソンCEOはブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、中国からの調達が同社商品に占める割合は10%未満で、カナダとメキシコは合わせて1%未満だと説明した。

原題:Gap Shares Jump on Strong Sales Across Most Brands (3)(抜粋)

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