九州発の格安スーパー「トライアル」が業績が低迷している「西友」を買収します。西友ブランドは今後も残す方針です。

西友をめぐっては親会社の投資ファンドが売却を検討、「ドン・キホーテ」の運営会社や「イオン」が買収に名乗りをあげていました。

こうしたなかきょう、九州発祥の格安スーパー「トライアル」がおよそ3800億円をかけて西友を完全子会社化すると発表しました。

トライアルカンパニー 石橋亮太 社長
「売上高は1兆円を超え、日本の小売企業で上位に飛躍することになります。将来的な業界再編の主要な役割を担っていきたい」

西友 野村優 最高財務責任者
「商品力、それから人材のところで強いシナジーが生み出せるんではないかなと」

買収後も西友ブランドや従業員は維持されるということです。

「トライアル」は24時間営業で全国に343店舗を展開、セルフレジ機能付きの買い物カートなどをいち早く導入し、24期連続増収するなど、急成長を遂げています。

西友の買収によって規模を拡大し、商品力やコスト競争力の向上を目指したい考えです。