(ブルームバーグ):4日の債券相場は下落に転じている。この日実施された10年国債入札の結果が不調となり、先物を中心に売り圧力が強まった。午前の相場では米国の景気懸念や株価の大幅下落を受けて買いが優勢だった。
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジストは、10年債入札は非常に弱い結果だと指摘した。
10年債の入札結果によると、最低落札価格は98円03銭と市場予想(98円26銭)を大きく下回った。大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は21銭と前回3銭から拡大し、24年8月以来の水準に拡大。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.66倍と前回3.18倍から低下し、21年10月以来の低水準。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジストは、債券市場では買い手不在の状況が続いており、金利は上昇方向と指摘。5日の内田真一日銀副総裁の講演を控えており、「いったん金利が上昇した後は様子見姿勢が強まるのではないか」との見方を示す。
市場では、5日に予定される植田和男総裁と内田副総裁の発言が警戒されている上、6日には春闘の要求集計結果の公表も注目されている。

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