イスラエルはおよそ1年ぶりにパレスチナ自治区ガザへの人道支援を打ち切る決定を下した。イスラム組織ハマスが米国主導の停戦延長提案を拒否したことで、再び容赦しない姿勢を鮮明にした。

イスラエルのネタニヤフ首相は2日の閣議で「ハマスが人質解放なしに停戦が継続できると考えているのであれば、それは大きな誤りだ」と発言。「ただ飯は食わせない」と続けた。

ガザの停戦合意は2日朝に停戦合意の第1段階の期限が切れた。イスラエルのアプローチを米国も支持していることから、ハマスが譲歩しない限り、イスラエルが歩み寄る公算は小さい。

これに先立ち、イスラエルは米国の新たなガザ停戦延長案を受け入れると明らかにしていたが、ハマスはイスラエル軍がガザを撤退する事実上の戦争終結を求める立場は変わらないとし、難色を示していた。

米国のウィットコフ中東担当特使は、4月半ばまで停戦を延長し、ハマスが拘束している残り59人の人質を段階的に解放する延長案を提示していた。

イスラエルの声明によると、新たな停戦案ではハマスは停戦初日に人質59人の約半数を解放する。 残りの人質は、停戦の無期限延長で双方が合意した場合に解放される。

ガザへの支援物資を運ぶトラック(2日)

原題:Israel Signals Hardened Stance Toward Hamas, Emboldened by Trump(抜粋)

--取材協力:Fares Alghoul.

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