アメリカ司法省はトランプ大統領と激しく対立しているFBI=連邦捜査局のコミー元長官について、SNSを通じてトランプ大統領を脅迫したなどとして起訴されたと発表しました。

アメリカ ブランチ司法長官代行
「本日(28日)、ノースカロライナ州の大陪審はジェームズ・コミー(元長官)を2つの罪で起訴した」

ブランチ司法長官代行は28日、コミー元FBI長官がSNSを通じて、トランプ大統領に対し命を奪い、身体に危害を加えるとの脅迫を意図的に行ったなどとして起訴されたと発表しました。

コミー元長官は去年5月、砂浜に貝殻を並べて数字の「8647」と描いた写真をSNSに投稿。

「86」は英語の俗語で「処分する」などの意味があることから、「第47代大統領」のトランプ氏の暗殺を呼びかけているなどとして、与党・共和党などから批判の声が上がっていました。

一方、コミー元長官は起訴を受けて、SNSにビデオ声明を投稿し、「私は無実で、何も恐れてはいない。独立した連邦裁判所を信じている」と主張しました。

コミー氏は2016年の大統領選挙へのロシアの干渉をめぐり、トランプ氏の陣営の関与についての捜査を指揮したことからトランプ氏と激しく対立。

去年9月には、連邦議会で虚偽の証言をしたなどとして起訴されましたが、その後、バージニア州の連邦地裁が起訴を行った連邦検事の任命手続きが違法だとして、起訴を無効としていました。