スマートウオッチなどのウエアラブル端末が個人の死亡リスクについて従来に比べ優れたデータを提供し、生命保険のプライシングを変える可能性がある。ミュンヘン再保険とデータ分析会社クラリティが研究リポートでこうした見解を示した。

研究ではUKバイオバンクのデータを使用。10年超にわたりボランティアで参加した50万人余りを対象に1日の歩数や非活動的ないし活動的時間、平均心拍数、睡眠時間などの指標に基づくリスクに関する洞察を得た。

自動車保険会社は速度や加速、ブレーキのパターンといったドライバーの行動をリアルタイムでモニターする車内機器の設置に取り組み、保険料引き下げの可能性を図るためデータを活用してきた。

ウエアラブル技術を通じて生保業界もこれと同様の考え方を取り入れ、細かい健康データと病歴、バイオマーカーを組み合わせ、保険引き受けの精度を上げられる可能性がある。

クラリティの創業者で最高経営責任者(CEO)のウィル・クーパー氏は、消費者はウエアラブル端末のデータを、アプリやフィットネスプラットフォームに日常的にシェアしていると言及。こうしたデータを利用できれば、「保険会社はリスクの階層化を改善させ、引き受けの正確さを高められる」と指摘した。

原題:Smartwatches Measuring Mortality Risks Are New Tool for Insurers(抜粋)

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