英銀HSBCホールディングスは、アジアの小規模な市場の国別責任者に、より多くの責任を負わせることを決定した。

ピーター・キム氏は3月1日付で韓国部門の最高経営責任者(CEO)職に加え、バンキング部門のトップにも就任する。ティム・エバンス氏はベトナムで同様の役割を兼任する。ブルームバーグ・ニュースが入手した社内文書から分かった。同行広報担当者は文書の内容を確認した。

「今回の変更により、シンプルで顧客に最高水準のサービスを提供できる組織が構築され、戦略目標の実行が加速されるだろう」と同広報担当者は述べた。

オマール・シディク氏、アダム・チェン氏、ジョルジオ・ガンバ氏は、それぞれマレーシア、台湾、タイで国別責任者とバンキング責任者を兼務する。

ジョルジュ・エレデリーCEO

HSBCのジョルジュ・エレデリーCEOは昨年の就任以来、コスト削減、複雑性の排除、業務の重複解消を目的に、大規模な改革を実施している。これまでに、商業銀行部門をグローバルバンキング・マーケッツ部門と統合し、欧州および米州の一部の投資銀行業務から撤退している。

HSBCは中国、インド、シンガポールといった「重点市場」では、唐臻怡氏、アジェイ・シャーマ氏、ギルバート・ウン氏をそれぞれバンキング業務の責任者に任命した。

原題:HSBC Names Asia Country, Banking Heads in CEO’s Major Revamp(抜粋)

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