今の国会の焦点のひとつ、「選択的夫婦別姓制度」をめぐり、自民党の推進派の議員が会合を開き、子どもの姓は、夫婦の結婚時に決めるなどとする法制審議会の答申案をベースに検討を進めていくことを確認しました。

「選択的夫婦別姓制度」をめぐり、自民党の推進派の議員らはきょう、会合を開き、「子どもが夫と妻の姓のどちらを称するかは結婚時に決め、兄弟姉妹で統一する」とした1996年の法制審議会の答申案をベースに、今後、党内議論に参加する方針を確認しました。

きょうの衆議院予算委員会で、石破総理は党内議論を加速させる考えを示しています。

石破総理
「これは二者択一ではないと思っております。きちんと議論を詰めていく、それを加速する。それが国民に対する我が党の責任」

自民党内では、旧姓の通称使用拡大を目指す意見も根強く、取りまとめは難航が予想されています。