日産自動車株が一時10%安と反落し、2月3日以来の日中下落率となった。米電気自動車(EV)メーカーのテスラによる支援への期待が後退した。

21日には菅義偉元首相や元テスラ社外取締役の水野弘道氏らのグループが日産の支援をテスラに呼び掛けることを計画していると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じ、日産株は急騰していた。

その後、水野氏はX(旧ツイッター)の英文投稿で、計画への関与を否定している。水野氏らのグループがテスラが日産の米国工場取得に関心を示すと考えているとFT紙は報道。イーロン・マスク氏はX上で同記事に言及した投稿に対し、「テスラの工場こそが製品だ。サイバーキャブ(テスラが開発中のロボタクシー)の生産ラインは自動車業界では他に類を見ないものだ」と返信した。

大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは、FT報道は「テスラ側の意向ではなく日本側の話」と指摘し、「実現可能性が疑問視された」と日産株の下落を説明。出資などの話が出た際に株価は上昇するが、話が後退すれば下落しやすくなり、同社株は短期的な上下動が続きそうとの見方を示した。

(3段落以降に情報や市場関係者のコメントを追加し、全体を更新します)

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