(ブルームバーグ):トランプ米政権はメキシコ政府当局者に対し、トランプ大統領がちらつかせている関税を回避するための取り組みの一環として、中国からの輸入品に独自の関税を課すべきだと伝えた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報だとして関係者が匿名で語ったところでは、ワシントンで20日に開かれたエブラルド経済相らメキシコ代表団との会合で、ラトニック商務長官らトランプ政権高官がこうしたメッセージを伝えた。米国通商代表部(USTR)代表候補のジェミソン・グリア氏とホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長もこの会合に出席した。
メキシコのシェインバウム大統領は、中国からの安価な輸入品を取り締まる取り組みを強化している。これは、国内産業を支援するとともに、北米の貿易相手国に25%の関税賦課を示唆しているトランプ政権に対応するための動きだ。
米商務省とUSTR、メキシコの外務、経済両省はいずれもコメント要請に応じなかった。ホワイトハウスもコメントの求めに応じていない。
関係者によると、会合ではメキシコから中国に関するいかなるコミットメントも得られなかったが、両国は作業グループを設立し、貿易・関税問題を引き続き検討することで合意して協議を終えた。
エブラルド氏はX(旧ツイッター)への投稿でワシントンでの会合について、「建設的な対話」のスタートだとしたほか、「24日から共同作業が始まる」と明らかにした。
原題:Trump Team Said to Push Mexico Toward Tariffs on Chinese Imports(抜粋)
--取材協力:Maya Averbuch.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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