台湾の電子機器受託生産大手「鴻海精密工業」の経営幹部が旧暦の正月「春節」前に日本を訪れ、日産側と接触していたと台湾メディアが報じました。
台湾「中央通信」はきょう、鴻海精密工業のEV部門のCSO=最高戦略責任者・関潤氏が先月29日の「春節」前に日本を訪れ、提携について日産幹部と協議を行っていたと報じました。
日産とホンダの経営統合協議は破談となる見通しですが、中央通信は関係筋の話として、鴻海側は「両社の協議の結論が出る前に接触した」としています。
日産幹部と協議したとみられる関氏は、過去に日産の副COO=副最高執行責任者を務めていて、おととし鴻海のEV事業の最高戦略責任者に就任しています。
中央通信によりますと、関氏は去年、日産に対し株式取得を打診したものの断られ、日産の主要株主であるフランスの自動車大手「ルノー」と交渉を行ったと報じられていました。

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