6日の東京株式相場は3日続伸。米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数がインフレ再燃への懸念を緩和する内容となり、投資家のリスク資産選好の動きを後押ししている。

個別銘柄では決算発表を受けてルネサスエレクトロニクス株や野村ホールディングスが高い。一方、為替市場で円が1ドル=152円台まで上昇し、自動車など輸出関連株の一角が売られている。

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト

  • ISM非製造業指数を受けた長期金利の低下で米国市場では不動産関連などが高い-DeepSeek(ディープシーク)を巡る過剰反応の揺り戻しで、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)などが高く国内市場でも半導体が買われそう
  • 10-12月期の企業決算は、為替水準や生産活動などのマクロ環境からは期待ができない四半期だったが、価格転嫁を背景にふたを開けてみると思いのほか強く株式市場にとってはサプライズ
  • 債券市場と為替市場では金融政策の先行きを試す動きがあるが、日本株は決算などの好材料も重なり反応が限定的
    • 昨日の日本株はプラスで終わり、為替の急激な動きにはネガティブに反応しなかった

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  • 東証33業種中27業種が上昇、証券・商品先物取引業が上昇率トップ、鉱業が下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.2%高

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