(ブルームバーグ):資産家ピーター・ティール氏が支援する暗号資産(仮想通貨)交換業者ブリッシュ・グローバルは、年内にも新規株式公開(IPO)を実施することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者によれば、同社はIPOの可能性に向けジェフリーズ・ファイナンシャル・グループを起用している。
トランプ米大統領が暗号資産支援策を推進するとの期待が広がる中、同業界では上場計画を進める企業が増えており、ブリッシュもその流れに加わることになる。
過去の発表資料によれば、ブリッシュはブロックチェーンソフトウエア企業ブロック・ワンの子会社で、ブロック・ワンにはティール氏のほか、アラン・ハワード氏、ルイス・ベーコン氏、李沢楷(リチャード・リー)氏が投資している。
関係者によると、協議は継続中で、IPOの詳細が変更されたり、起用する銀行が増えたりする可能性もある。
ブリッシュとブロック・ワンの担当者はコメント要請にすぐに応じていない。ジェフリーズの広報担当者はコメントを控えた。
原題:Peter Thiel-Backed Crypto Firm Bullish Is Said to Weigh IPO (1)(抜粋)
--取材協力:Katherine Doherty、Matthew Monks、Lizette Chapman、Olga Kharif.
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