セブン&アイ・ホールディングスが受ける創業家からの買収提案をめぐって、新たにタイの財閥大手「チャロン・ポカパングループ」に出資を要請していることがわかりました。

セブン&アイは、現在、カナダのコンビニ大手から7兆円規模の買収提案を受けています。

これに対して、セブン&アイは実質的な買収防衛策として創業家が自社株買収によって非上場化する提案をしています。

関係者によりますと、創業家側は、この自社株買収に向けて新たにタイの財閥大手「チャロン・ポカパングループ」に出資を要請しているということです。

この財閥は、およそ20か国で小売りや不動産開発など複数の事業を展開していて、タイでは「セブンーイレブン」の運営も担っています。

創業家側は、大手銀行5行や伊藤忠商事のほか、アメリカの投資ファンドなどにも支援を打診していて、カナダのコンビニ大手を上回る資金の調達を急いでいるものとみられています。