三菱UFJ証券ホールディングス(HD)が3日発表した2024年10-12月期の連結純利益(米拠点を含めた実質ベース)は前年同期比30%減の94億円だった。海外トレーディング部門の苦戦などで前四半期(206億円)比では半分以下の水準に急減速した。

部門別の経常利益はホールセール部門が同33%減の140億円、国内営業部門が同11%減の68億円だった。4-9月期純利益は前年同期を上回っていたため、4-12月期累計でも同16%増の486億円となっている。

山本慎二郎常務は決算会見で、昨年6月に明らかになったグループ内の銀行・証券間での不正な顧客情報共有問題の影響について、一部投資家の間で発注停止などがみられたものの、7月に再発防止策を発表してから顧客との取引が再開しはじめ「(10ー12月期は)かなり戻ってきている」とした。

親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループは2月4日に決算を発表する。

(会見のもようなどを追加し、更新します)

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