米食品医薬品局(FDA)は16日、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)が製造するニコチンパウチ「Zyn(ジン)」20製品について、成人への販売を承認した。FDAによるニコチンパウチ承認は初めて。

同日の発表文によると、ジンは紙巻きたばこや、北欧の伝統的な無煙たばこであるスヌースより発がん性が低いとされる。紙巻きたばこや無煙たばこからジンに切り替えた成人にニコチンパウチはメリットがあることがデータで裏付けられているという。

一方でFDAは、ジンは「安全」とは見なすべきでなく、若年層の使用状況を監視していくと警告。ここ数年に販売は伸びているが、若年層の使用率はなお低いとしている。

FDAたばこ製品センターのディレクター、ブライアン・キング氏は発表文で「若年層の使用を防ぐためメーカーが責任を持って販売することが重要だ」と指摘した。

今回承認された製品はシナモンやかんきつ類、コーヒー、ミントなどのフレーバー入り。ニコチンパウチはたばこを含まず、唇の下に挿入する形で使用する。

ジンはフィリップ・モリスが2022年に合意したスウェーデンの無煙たばこメーカー、スウェディッシュ・マッチ買収を通じて取得した。

16日の米株式市場でフィリップ・モリスの株価は1.1%高となった。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、ケネス・シェイ氏はFDAの承認について、同社にとって「大きな競争上の優位」につながると語った。

原題:Zyn Nicotine Pouches Win Marketing Approval From FDA (2)(抜粋)

--取材協力:Fiona Rutherford.

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