ドイツ国防省および下部組織の連邦軍は、米資産家イーロン・マスク氏が率いるソーシャルメディア「X」(旧ツイッター)のアカウントを通じた活動を15日から停止する。「客観的な意見交換」の難しさが増していると判断した。

同省の電子メールによると、偽情報への対応などで例外的に投稿する可能性はあるという。

ピストリウス国防相や政策に関する情報発信には、メタ・プラットフォームズのメッセージアプリ「ワッツアップ」を使用する方針も示した。

マスク氏は、 来月のドイツ総選挙を前に極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を称賛する投稿を行っていた。

先週にはAfDの共同代表で首相候補のアリス・ワイデル氏とX上で長時間にわたり対談。欧州委員会はこの対談について、欧州連合(EU)のデジタルサービス法(DSA)に違反していないか検証している。

国防省の報道官は15日の発表について、マスク・ワイデル両氏の対談とは関連がないと説明している。

原題:German Army, Defense Ministry Suspend Posts on Musk’s X Platform(抜粋)

--取材協力:Arne Delfs.

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