米商品先物取引委員会(CFTC)は、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のスーパーボウル(優勝決定戦)などアメフトの重要試合の勝者を投資家が予想するクリプト・ドット・コムの先物取引について、違法性の審査を行うか判断する。

暗号資産(仮想通貨)交換業者クリプト・ドット・コム傘下のシカゴのデリバティブ(金融派生商品)取引所に上場された先物が、賭博関連法に違反していないか問題視されている。

クリプト・ドット・コムは法的手続きに従い、昨年のクリスマスの2日前に取引を開始する計画を12月19日にCFTCに提出した。クリスマス休暇直前だったことや政府機関閉鎖の恐れもあり、CFTCは審査の時間を確保できなかった。

事情に詳しい複数の関係者が匿名で語ったところでは、先物を90日間の審査対象とする対応に関し、5人の委員で構成するCFTCが採決の手続きに入った。

取引を直ちに中止させる権限はCFTCにはなく、審査に入れば2月9日のスーパーボウル試合当日のずっと後まで続く予定だが、審査の完了後、この種の先物を禁止する可能性がある。

原題:Super Bowl Bets on Crypto.com Poised for CFTC Review of Legality(抜粋)

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