(ブルームバーグ):みずほフィナンシャルグループ(FG)と三井住友銀行で、アジアの融資部門幹部が相次ぎ離職した。域内の融資市場低迷で、他の金融機関でも退職者が出ている。
事情に詳しい関係者によると、みずほでは南・東南アジアを担当するアジアシンジケート金融責任者のコン・チウ・タム氏と、同部門のエグゼクティブディレクター、フィオナ・タン氏が退社した。
三井住友銀は、アジア太平洋地域ローン資本市場担当マネジングディレクターのアーロン・チョウ氏が辞任。今は同業他社に移る前に義務付けられている休暇期間「ガーデニングリーブ」に入っているという。
アジアのオフショアローン市場は、ドル金利の高止まりや地政学リスク、取引件数減少に加え、グローバル金融機関間の競争激化が重しとなっている。
域内では他の外資系金融機関でも、融資金融チームからの離職が見られる。昨年7月にはBNPパリバのアジア太平洋地域におけるローン販売責任者兼コーポレート融資シンジケート責任者のクリスティーナ・チャン氏が同行を辞めた。
HSBCホールディングスでは、アジア太平洋地域のレバレッジドファイナンスおよび買収ファイナンス共同責任者のレイチェル・ワトソン氏が昨年退任している。
香港を拠点とするチョウ氏は2019年に三井住友銀に入行したと、ブルームバーグ・ニュースが当時報じていた。同氏はそれ以前、UBSグループやHSBC、中国工商銀行(アジア)などで勤務していた。
シンガポール拠点のタム氏はみずほに12年余り在籍し、ドイツ銀行やオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)、オーバーシー・チャイニーズ銀行など、他の金融機関でもさまざまな職務を歴任してきたと、同氏はリンクトインのプロフィルで示している。
チョウ氏とタム氏、みずほの広報担当者(日本在勤)、三井住友銀の広報担当者(シンガポール在勤)はいずれもコメントを控えた。タン氏は取材要請に直ちには応じなかった。
原題:Senior Loan Bankers Depart Mizuho, SMBC After Asia Volumes Slump (抜粋)
--取材協力:Megawati Wijaya、浦中大我、Simon Tie.
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