フランス電力公社(EDF)は21日、新型原子炉を送電網に接続した。1999年にシボー2号機が送電網に接続されて以来、25年ぶりの出来事だ。景気鈍化で需要が低迷する中、低炭素発電によるエネルギー供給が増えることになる。

EDFの仏国内56基の原子炉に、フラマンビル3号機が加わる。同国では電力の3分の2余りが原発からもたらされており、西欧の電力システムを支えている。

新型原子炉はフル稼働すれば安定した電力供給源となり、冬場のピーク時の需要に応えることになる。原子力発電の拡大は、ガス火力発電所の使用抑制にもつながる。

フラマンビル原子力発電所

EDFのリュック・レモン最高経営責任者(CEO)は「フラマンビルの接続は、原子力発電業界全体にとり歴史的なイベントだ」とコメントした。

フランスでは経済の低迷で国内の電力需要が低迷する中、再生可能エネルギーの発電容量を拡大させ続けており、2024年には電力輸出の記録を更新する見通しだ。

EDF原発の出力向上は電力卸売価格の上昇抑制にも寄与し、欧州エネルギー危機で値上がりした電気料金引き下げにもつながっている。

原題:France Links First New Nuclear Reactor to Grid Since 1999 (1)(抜粋)

--取材協力:William Horobin.

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