（ブルームバーグ）：トランプ次期米大統領がアップルのティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）と13日に面会する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、トランプ氏とテクノロジー業界幹部の会合が相次いでいる。
同関係者によると、クック氏は、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏所有の会員制高級リゾート「マールアラーゴ」で次期大統領と夕食を共にする。会合が公になっていないことを理由に匿名を条件に語った。
トランプ氏との面会のためテクノロジー業界幹部がパームビーチまで出向く動きが続いている。トランプ氏は11月にメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグＣＥＯと夕食を共にし、12日にはアルファベットのスンダー・ピチャイＣＥＯと面会。トランプ氏は、アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾス氏と来週面会する予定を明らかにしている。
トランプ氏とアップルの広報担当者は、コメントの要請に返答していない。
トランプ次期大統領の政策や発言はアップルの公式な立場と衝突する可能性があるが、同社はバイデン政権とも対立してきた。同社が「iPhone」のハードウエアとソフトウエア機能への競合他社のアクセスを妨げ、反トラスト法（独占禁止法）に違反しているとして、米司法省は同社を提訴しており、決着には数年かかる可能性がある。
クック氏はトランプ氏の１期目、iPhoneへの追加関税は韓国のサムスン電子を利することにつながると説得して関税の脅威を回避するなど、トランプ氏と良好な関係を築いていた。
原題：Trump to Dine With Apple’s Tim Cook at Mar-A-Lago Friday（抜粋）
--取材協力：Bill Allison、Akayla Gardner.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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