(ブルームバーグ):米アップルは2025年から、主要なワイヤレスチップを自社製に切り替える計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。自社製品について部品の社内開発を進める取り組みの一環で、ブロードコムが供給する一部部品が置き換えられることになる。
対象となるのはブルートゥースとWi-Fi接続用のチップで、数年前から開発を進めており、来年初めて製品に組み込む予定。コードネームは「Proxima」。アップルの他の自社製チップと同様、台湾積体電路製造(TSMC)が製造する。
クアルコム製のセルラーモデムを自社製に移行する動きとは異なるが、両者は最終的に連携する。
未公表の情報のため匿名を条件に関係者が話したところによると、アップルは、他の部品と緊密に統合されエネルギー効率に優れた「エンドツーエンド」のワイヤレスの手法を開発する考えだ。
アップルとブロードコムの広報担当者はコメントを控えた。
アップルはブロードコムの最大の顧客の1社で、同社の収入の約20%を占める。
原題:Apple Nears Switch Away From Broadcom for Key Wireless Chip (2)(抜粋)
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