英国の首相や王室メンバーが愛用する高級車ブランド、ジャガーがブランドのイメージチェンジを図ったティザー動画(情報を小出しにして消費者の関心を引くマーケット手法)は物議を醸したが、マネジングディレクターのロードン・グローバー氏によると、注目を集めるという狙いをまさに達成したという。

ジャガーが11月に公表した30秒のスポット動画は、斬新でカラフルな服装に身を包んだ無表情のモデルが登場するが、自動車は1台も現れず、激しい批判を受けた。ジャガーはまた、新しいロゴも発表した。

グローバー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、動画の目的は「ジャガーが非常に大胆かつ劇的な方法で変化していることを示すことだった」とし、「われわれがマイアミで実際に行っていることに関心を引くために設計された」と述べた。

マイアミ・アートウィークで披露された「ロンドンブルー」のType00(12月2日)

ジャガーは2日夜、マイアミ・アートウィークでピンクとブルーの2色をそろえた新たなコンセプトカー「Type00」を公開した。フラッシュサーフェイス(突起や段差のない滑らかな車体)や長いボンネット、窓のないバックドア、リア部分の幅全体にわたるテールランプなど未来的なデザインが特徴だ。

グローバー氏はType00について「このプラットフォームから今後登場するあらゆるジャガーの非常に明確な指針になる」と語った。

ジャガーの販売台数はここ数年、低迷が続いている。インドの自動車大手タタ・モーターズ傘下のジャガー・ランドローバー(JLR)は、2026年に高級電気自動車(EV)のみの販売へと移行することで再出発を図る予定で、それまでは英国のディーラー向けに新車ジャガーの出荷は行わないとしている。

新モデルは高級志向の消費者をターゲットとしており、最近のラインアップよりも高額になる見込み。これまでは英国のミドルエージ世代のステータスシンボルとして知られていた同社だが、より若い世代へのアピールも目指している。

原題:Jaguar’s Controversial Ad Aimed to Get Eyeballs, Boss Says(抜粋)

--取材協力:Matthew Miller、Katie Greifeld.

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