先週の米新規失業保険申請件数は市場の予想外に減少し、4月以来の低水準となった。労働市場の堅調さが示された。

失業保険の継続受給者数は3年ぶり高水準。ワシントン州での大幅増が反映された。ボーイングでのストライキの二次的影響が関係している。ストは11月に入り終結した。

 

エコノミストは失業保険申請件数について、少なくとも短期的には現在の水準付近で安定するとみている。ボーイングでの数週間に及ぶストやハリケーンによる南東部各州での事業混乱で、失業保険申請件数はここしばらく変動の大きい状況が続いていた。最近は規模の大きな人員削減がいくつか発表されたが、レイオフが広範に増加している兆しはほとんど見られない。

より変動の少ない新規失業保険申請の4週移動平均は21万7750件に減少し、5月以来の低水準。

季節調整前ベースでは、失業保険申請は1万7750件減少し21万3035件。カリフォルニアやジョージア、テキサス、ニュージャージーの各州で特に大きく減った。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Initial Jobless Claims Decline to Lowest Level Since April(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)

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