オーストラリアの大富豪アンソニー・プラット氏は、米国に移り住むとビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインで明らかにした。

プラット氏は米国のグリーンカード(永住権)を先月取得し、米国に移住する時が来たとコメント。家族全員が米国市民だという。ビジー・オーストラリアの会長にはとどまり、定期的に豪州に戻ると説明した。

プラット氏(ニューヨーク、2021年)

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、プラット氏の資産は約123億ドル(約1兆8900億円)。同氏は米国のトランプ次期大統領がフロリダ州に所有する会員制高級リゾート「マールアラーゴ」の会員。

プラット氏の資産は、大半がパッケージング事業を手がける豪最大級の民間企業ビジーに関係している。

米報道機関が2023年、第1次トランプ政権が終わった直後にトランプ氏が米原子力潜水艦の機密情報をプラット氏に漏らしたと報じたことで、同氏は一躍脚光を浴びた。

トランプ氏は19年、現職の大統領としてオハイオ州にあるビジーの製紙リサイクル工場を視察。プラット氏が案内した。

プラット氏の広報担当者は同氏の米国移住を確認したが、それ以上のコメントは控えた。

原題:Billionaire Pratt Will Move to US in Wake of Trump Victory(抜粋)

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