(ブルームバーグ):米大統領選に絡む政治腐敗や不正投票を示唆する内容の偽動画2本について、米当局は1日、親ロシア派グループが作成したものだとの見解を示した。
一つの動画は、ハイチ出身と称する男性らが激戦州である南部ジョージア州の複数の郡でハリス副大統領に不正投票したことを示す内容。ソーシャルメディアプラットフォーム「X(旧ツイッター)」で拡散された。米国家情報長官室(ODNI)と米連邦捜査局(FBI)、サイバー・インフラ安全局(CISA)の共同声明によると、この動画は標的を絞った偽情報の一例だという。
ジョージア州のラフェンスパーガー州務長官は10月31日、この動画はロシアのトロールファーム(インターネット上で偽情報の拡散や扇動を行う組織)の工作だとの見解を示し、Xに削除を要請した。最初の投稿は削除されたようだが、多数のフォロワーを持つ別のアカウントがすでにこの動画を拡散していた。
別の偽動画は、ハリス副大統領の陣営と関わりのある人物が芸能関係者から賄賂を受け取ったことを示す内容。米当局は1日の声明で、この動画もロシアによる影響工作だと発表。大統領選の投票日前後にロシアによる偽情報の拡散がさらに行われることが予想されると警告した。
ロシア側は、米大統領選での不正投票を示す偽動画への関与を否定。在米ロシア大使館はテレグラムに掲載した声明で、「これらの主張は根拠のないものと考えている」とコメントした。
原題:Fake Video of Migrants Voting Was Russia Propaganda, US Says (1)(抜粋)
--取材協力:Henry Meyer.
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