(ブルームバーグ):かんぽ生命保険で内外国債と株式の運用を担当する空閑健一市場運用部長は、来年3月末までに日本株が史上最高値を更新する可能性があるとの見方を示した。衆院選や米大統領選後に政治的な不透明感が払しょくされれば、日本株の出遅れ感が意識されて海外投資家の買いが入りやすくなるとみる。15日のインタビューで述べた。
- 7月に付けた日経平均株価の最高値4万2224円2銭(終値ベース)も通過点に過ぎないだろう
- 国内企業との日々の対話で資本効率の改善に向けた企業の変化を実感。為替感応度も低下しており円高に振れても業績へのマイナス影響は少ない
- 海外投資家の今年の売買動向はアベノミクス時に比べてまだ買いの勢いが鈍く、需給的にも買いが入る余地がある
- S&P500種株価指数が最高値を更新しているのに対し、日本株の出遅れ感も意識されやすい
- 日本銀行の追加利上げは今年度に1回程度行われると想定
- 衆院選で自民・公明の与党で議席が過半数を割れば、政治の不安定さが意識されて売られる可能性もあるが、そうでもない限り日本株への影響はそれほど大きくない
- 米経済はソフトランディング(軟着陸)するとみる。大統領選でトランプ氏が勝利したとしても前回の「トランプ相場」のように株が上昇することにはならないと予想
- 民主党が下院を制した場合、減税など景気浮揚策はあまり期待できず、上下両院も共和党が制する「トリプルレッド」にならなければ前回のような大相場にはならないだろう
- 備考:
- かんぽ生命の3月末時点の運用資産は60兆8000億円、国債を中心とした公社債が7割を占め、株式は約4兆円を運用
- 2016年に自社運用の株式チームを立ち上げ、4兆円のうち2割弱をアクティブ運用。約120銘柄に投資している
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