“後遺症難民”という言葉をご存じでしょうか?
コロナ後遺症に苦しみながら、適切な診断が受けられずにいる人たちのことです。

新型コロナから回復した後に、様々な症状が見られるコロナ後遺症。その存在は広く知られるようになってきましたが、医療の受け皿が足りないために、多くの患者さんが適切な診断を受けられず、治療されず、行き場を失い、孤立した状態にあることは、あまり知られていません。

“後遺症難民”の問題は深刻です。症状のつらさに加え、理解されない、働けない、収入がない、など精神的、経済的な課題も大きくなり、「生きていくことさえ辛い」と感じる人もいるといいます。さらに、個人だけでなく、今後社会全体に大きな影響を与えかねないというデータも出てきています。

“後遺症難民”を生み出す背景には何があるのか?
政府、社会、医療従事者、個人ができることとは?
最新の研究で分かってきた“後遺症”の最先端の治療法とは?

2020年からコロナ後遺症の専門外来を設置し、これまでに4000人以上の患者さんを診察しているヒラハタクリニック・平畑光一医師に詳しく解説いただきます。