今回のテーマは「子どもの睡眠」です。

世界平均と比べて睡眠時間が短いという調査結果がある日本。睡眠不足は、もちろん大人にも影響がありますが、子どもにとってはさらに大きな意味を持ちます。

“ノーベル賞の有力候補”で睡眠学者の柳沢正史さんは「日本人の睡眠不足は間違いなく子どもの時から始まっています」と話します。3歳以下の子どもの1日の総睡眠時間を比べたデータを見てみても、日本は短いということが明らかになっています。

この睡眠不足の要因のほとんどは就寝時間の遅さにあるといい、柳沢さんは「子供の睡眠不足は、一生ハンデを背負う第一歩になるかもしれない」と警告します。

保護者と子どもが同じ部屋で寝る日本の習慣はあまり良くない?
睡眠時間が足りない子どもは問題行動が多く、認知能力が低い?
学生時代の一夜漬けの勉強は本末転倒になる?昼寝は必要なの?

気になる子どもの睡眠不足に関する疑問、睡眠時間を確保するために何ができるのか、“子どもの睡眠”に特化して考えます。

【出演】
柳沢正史(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長、睡眠学者)
久保田智子(NEWS DIG 編集長)