(ブルームバーグ):19日の債券相場は下落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で先行きの利下げを急がない姿勢を示し、米金利が上昇した流れを引き継いでいる。日本銀行の金融政策決定会合を控えて買いが手控えられやすい面もある。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、FRBの利下げによる不透明要因の払拭やパウエル議長が緩和を急がない姿勢を示したことが「債券相場の重しだ」と指摘する。
日銀会合については、経済・物価見通しに沿った推移であれば金融緩和を調整していくことを改めて表明すると予想した上で、円高に対する評価や、米国の利下げが日銀の姿勢に影響するかどうか注目だと話した。

流動性供給入札
- 対象は残存期間5年超15.5年以下
- 発行予定額は6500億円程度
- 三菱UFJアセットの小口氏
- 20年国債や30年国債と比べると金利リスク量としては小さいことから、無難な結果になるだろう
- 備考:流動性供給の過去の入札結果(表)
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