(ブルームバーグ):3日の東京株式相場は続伸。国債利回りの上昇を受けて、銀行や保険といった金融株に買いが優勢だ。賃金統計の発表を控えて内需株も堅調だった。
TOPIX上昇に大きく貢献したのは三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループで、東京海上ホールディングスは1カ月ぶりの高値まで上昇した。指数構成銘柄2132のうち1714銘柄が上昇、326銘柄が下落した。
10年債利回りは8月6日以来の高水準となる0.915%まで上昇した。
小売業や陸運業などの内需株も上昇した。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、セブン&アイ・ホールディングス、JR東日本も上昇した。
アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、実質賃金上昇と堅調な設備投資が内需を拡大させ、金利も上昇すると予想されると述べた。日本株は米国株に追いつきつつあるとしている。
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- 東証33業種中29業種が上昇、保険が上昇率トップ、精密機器は下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.1%高
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