岸田総理は、さきほどから解散を決めた岸田派の当選4回の衆院議員らと懇談しています。自身が退任を決めた理由を改めて説明するとともに、自民党・総裁選の対応などをめぐり意見交換しているものとみられます。

記者
「岸田総理が、岸田派の当選4回議員らと懇談するため総理公邸に戻ります」

岸田総理は今夜、総理公邸で岸田派で当選4回の衆院議員らと懇談しています。岸田総理は9月の総裁選に出馬しない意向を表明しましたが、岸田派の議員ひとりひとりにその理由を説明したいとして、直接会って自らの考えを伝えているものとみられます。

また、岸田派では、自民党の総裁選に林官房長官と上川外務大臣がそれぞれ立候補する構えで、所属議員の対応も割れていることから総裁選についても意見交換している模様です。

岸田総理はかねてから周囲に対し、「派閥はなくなったがつながりは大切にしたい」と語っていて、岸田派議員と交流することで総理退任後も一定の影響力を保持したい考えです。