アメリカのFBI=連邦捜査局は、トランプ前大統領が暗殺未遂事件の被害者として聴取を受けることに同意したと明らかにしました。

FBIは29日、トランプ前大統領が今月13日の暗殺未遂事件をめぐり、聴取を受けることに同意したと明らかにしました。通常の捜査の一環で、被害者としての見解を聞くものだとしています。

また、FBIは、現場で射殺されたクルックス容疑者が去年、オンライン上で偽名を使い、25以上の銃の関連商品を購入していたことも公表しました。

クルックス容疑者が過去の銃乱射事件や、今年5月にスロバキアで首相が銃撃された事件について、インターネットで検索していたこともわかったということです。

FBIは「動機はまだ特定されていない」としつつ、クルックス容疑者と交流のあった人は家族以外にほとんど見つかっておらず、容疑者は社会的に孤立していたという見方を示しています。