バングラデシュでは、公務員採用に関する優遇措置をめぐり学生らによる激しい反政府デモが続いていますが、22日、学生らの団体が抗議活動を48時間停止すると決めました。
バングラデシュでは今月に入り、公務員採用における優遇措置の廃止を求める学生らの抗議活動が全土に拡大し、各地でデモ隊と治安部隊による激しい衝突が続いています。
政府は全土に外出禁止令を出していて、インターネットなどの通信回線も遮断されています。
AFP通信によりますと、一連のデモで、これまでに少なくとも163人が死亡したということです。
21日には、最高裁が公務員採用における特別枠を30%から5%へと大幅に縮小する決定を下したものの、デモが鎮静化するかは見通せない状況が続いています。
こうしたなか、デモに参加する学生らの団体が22日、抗議活動を48時間停止することを決めたとAFP通信が伝えました。団体のリーダーは「多数の死、多大な損害を代償とする改革は望まない」としています。
一方、日本の外務省は21日、バングラデシュ全土で危険情報を「不要不急の渡航中止」とする「レベル2」へと引き上げました。
これまでのところ、日本人がけがをしたなどの情報は入っていないということです。
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