現地時間27日に行われたトランプ氏とのテレビ討論をきっかけに広がった、バイデン大統領に対する撤退圧力。巻き返しを図りたかったバイデン大統領だが、その後のメディア露出などを通じて、自ら撤退論を加速させる結果に。止まらない撤退への圧力。こうした動きは、バイデン氏の「選挙資金」にも影響を与えかねないものになっている。(TBS ワシントン支局 樫元照幸、涌井文晶)

ゼレンスキー大統領も驚きの表情 深刻な“言い間違え”

バイデン大統領への“撤退圧力”が強まる中、NATO首脳会議の場でも注目されたのがバイデン大統領の言動だった。自身に向けられ不安を払拭する機会にしたいところだったが、深刻な言い間違えを連発してしまう。

各国の首脳陣が並びウクライナへの支援を表明する会見で、ゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と紹介。さらに、その後の記者会見でも身内のハリス副大統領を「トランプ副大統領」と言い間違えてしまったのだ。これらの言い間違えはテレビやSNSに格好のネタを与える形となってしまった。そしてトランプ前大統領もすかさず反応。言い間違えた動画に、「よくやった!ジョー!」とコメントを寄せてSNSに投稿した。