ロシアの隣国ジョージアで野党や市民の抗議が続くなか、いわゆる“スパイ法”が正式に成立しました。

ジョージアのメディアによりますと、外国から20%以上の資金提供を受ける団体を事実上のスパイとみなす法律は3日、正式に成立し、発効しました。

先月、ズラビシビリ大統領は議会で可決された法案への署名を拒否していましたが、再び可決され、代わりに議長が署名し手続きが終わりました。

ロシアのプーチン政権が同様の法律で批判を抑え込んできたことを受け、野党や市民らはジョージアでも権威主義化が進むと抗議を続けています。

ジョージアはEU=ヨーロッパ連合への加盟を目指していますが、欧米側は法律に懸念を示していて、今後の加盟交渉に影響が出る可能性があります。